君との恋は面倒すぎる
────時は流れて、数カ月後の冬。


 街中もすっかりクリスマスモードになっており、恋人達が浮かれる時期。

 そして私と言えばいまだに、蒼空くんとは順調に交際が続いている。その浮かれる恋人達の中には、私も例外ではなかった。


(蒼空くんクリスマスは予定あるのかな)


 蒼空君の当日の予定が気になって隣で歩いている彼を見ると、鼻を真っ赤にさせながら寒そうな様子だった。滅多に見ない姿が可愛い。

 そんな風に悶えながらも気を落ち着かせた後、気になっていたクリスマスの予定を聞いてみることにした。


「蒼空くん、クリスマス予定ある?」


 恐る恐る問いかける私にふっと笑みを零し「空けてるに決まってるじゃん」と、そう迷う事無く答える蒼空くんに「え」と聞き返す。

 空けてるに決まってるが何を意味をした答えなのか、あまり理解が出来なかった。

 困惑している私に優しい表情で言葉をつづける。


「好きでしょ、クリスマスとかイベント」


 私の事を考えて空けてくれてたってこと?嬉しすぎる、と思わずニヤニヤしてしまう。

 私がイベントごと好きなことを知っていて、蒼空くんは既に一緒に過ごす気でいてくれたのが凄く嬉しい。

 最近私のことを考えて動いてくれることがすごく増えて、恋人らしくなれてきた気がする。
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