君との恋は面倒すぎる
「いつもいつも、七瀬が…。日和が気持ちまっすぐに伝えてくれてるから、好かれてるって自信ある。でも、俺がこんなんだから愛想尽かされたらとか。前なら日和が薫を選んでも仕方ないで済ませられたはずなのに、今は俺以外見てほしくないって思ってる。」

「ま、待って。名前…」


情報量が多すぎて頭が追いつかない。

言われた事の無い甘い言葉や、名前呼び。

どれも私には糖分過多で倒れてしまいそうになる。

同時にやっぱりこんなにときめかせてくれるの蒼空くんしかいないと確信した。

名前を呼ばれるだけでこんなに胸がうるさくなっている。

言葉は足りないし、わからない事だらけだけどそれでも少しずつでも近付こうとしてくれている蒼空くんが大好きだ。


「愛想尽かす訳なんてない。最近少しずつだけど私の為に頻繁に話しかけてくれたり、一緒に居てくれたりしてるの知ってるよ。」


少し体を離して、蒼空くんの方に向いて手をぎゅっと握る。

顔が不安そうな、そんな表情初めて見た。
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