君との恋は面倒すぎる
「少しは寂しくなってくれてた?」

「…我慢してた。こうやって触れるのも」


そう言いながら私の手を恋人繋ぎで繋いでくれる。

優しく触れてくれる私より大きな手。

いつもこの手に繋がれると安心する。


「修学旅行、楽しみだね!」

「…別に。好きなように動けないの不便じゃん」

「あ!またそういうこと言って!」


そんな言い合いをしながら、いつもよりゆっくりいつもの通学路を歩く。

このまま家に着かなきゃいいのに。

なんて思ったりして。
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