君との恋は面倒すぎる
それからしばらくして班も決まって、寝室や移動の時の席とかも諸々決まった。

最後の班行動確認をまた机つけてしている。


「こんな感じかな、流れは」


班行動自体は実はそんなに多くない。

水族館とかも行くけどそこは割と建物内なら自由行動だし、海とかの時間も自由行動。

今日は紗月と買い物に行こうって話してたんだ。

水着とかも買いたいし!

蒼空くんが私の水着姿に倒れちゃったらどうしよう。

そんな有り得ない想像をしてキャー!と盛り上がっていると


「はは、大丈夫そ?お宅の彼女」


と澤山くん。

それに対して蒼空くんは呆れた顔でこちらを見るだけ。


「大丈夫、発作だから」


と薫くん。

好き勝手言われてるけど、否定できないほどには浮かれてる。

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