君との恋は面倒すぎる
 一緒に再びロープウェイで下山し、その後赤レンガ倉庫付近にあるホテルに、二人で入ったものの、ホテルの部屋に入った瞬間変な緊張が出てきて固まる。

 二人で部屋に入るとツインルームだったし、部屋も広い。
 景色もきれい。部屋としては申し分がない。

 蒼空くんは部屋の隅に、荷物を置いてコートを脱ぐ。


「先、風呂入ってくる?」

「え!?」


 まさかの問いかけに過剰に反応をすると、蒼空くんは顔を顰めている。


「…何驚いてんの。風呂入らないの?」


 蒼空くんが気まずそうな顔して顔をそらす。
 私が意識しすぎて変な空気にさせてしまっている。


「あ…、ごめん。先入ってくる」


 キャリーケースから荷物を取り出して、急いでお風呂場に逃げ込む。

 今日…そういう日、ってことだよね。

 お風呂場でしゃがみこんで口元を手で覆う。

 そういう日も来るよねって覚悟してたはずなのにいざその瞬間が来ると怖くなってきた。
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