君との恋は面倒すぎる
「まさか急に来てくれるなんて思ってなかった。」

「大丈夫でしょ、あんだけ頑張ったんだから。」


そう言いながら床においてた私の手の上に手を重ねてくれる。

少し深呼吸して落ち着かせると、15時になったのを確認してノートパソコンで確認する。

読み込んでいると数字が並んでいてそこから自分の番号を探す。

見逃さないように慎重に探していると自分の番号を見つける。

驚いてバッと蒼空くんの方を見ると蒼空くんはふと笑みをこぼして「おめでとう」って言ってくれた。

嬉しさで目に涙をためて、そのまま抱きつくといつものように受けとめてくれた。


「なんか最近こういうの多いな」


笑いながら頭ポンポンとなでてくれる。


「よかったあ…、受かってて…。」


春からこれで短期大学に通えると同時に、蒼空くんとの遠距離が確定した。

嬉しいけどかなり寂しい。
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