君との恋は面倒すぎる
「自覚って、何の?」

「俺に好かれてる自覚。足りない?」


 そう言いながら私の頭を肩まで抱き寄せると、そのままそっと抱き寄せたその手で髪を撫でる。

 ドキドキしてしまって全く話が入ってこない。
 言葉もすごいこと言っていて理解も追いつかない。


「多分、俺のがずっと好きだよ。君が俺を好きになるよりもずっと前から」


 そんな切なく絞り出すような声に顔が熱くなる。

 私が好きになる前から好きってどういう事…?


「何で、いつから」

「中学1年の春から。一目惚れなんだよ。ころころ表情変えて笑顔が可愛いの見ていたら、そこから気になって気付いたら好きだった」


 静かな声で話す蒼空くんの語られている話に思わず泣きそうになる。

 ずっと両思いだったんだ。

 何で告白したあの日あっさりOK貰ったんだろうってずっと気になっていた。

 どんな美人でも性格が良い子でも振られていて、私も振られるって覚悟していて、OKされたのは気まぐれでも起きたのかと思っていた。

 だけど蒼空くんはきちんと私だからとOKしてくれてた。
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