Dearest 1st 〜Dream〜
「えっ何なに!?
まさか純、高校生狙い?!」
「…いや…だから…」
「……純ってロリ趣味?」
「はぁっ?!
マリア、お前それは言い過ぎ!!」
「……ってかこんな純見るの初めてなんだけど。」
吾郎はニッコリと意味深に笑いかけた。
………その笑顔、
不気味だ。
「──…俺もまだよく分からんって……。」
──頭を抱えながら素直にそう白状した。
「…なぁ純♪聞かせてよ♪
その子の事。」
───ポン。
吾郎が肩に手を回す。
マリアが不敵な笑みを零す。
壱は早く聞きたそうに目を輝かせている。
「───…はぁ……」
溜め息を零しながら、俺は降参の態度を示す。
───…どうやら。
俺はこの三人に、
どうしても隠し事なんて出来ないみたいだ。