BL短編集


俺はそれを片手で受けると、そいつの脳天に向かって思いっきり突いた。



そいつは気絶したが、他の二人が後ろから来ていることに気づかなかった。



後頭部に鈍い激痛が走り、倒れそうになったが三井さんを思い出す。



よろよろと立ち上がり、三井さんを庇うように立つ。



そして二人の鉄パイプを奪い、ストレートを打った。



つもりだった。



直後、わき腹に鉄が当たる音と、バキッというヤバそうな音。

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