The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
お次は。
「あ、これヴァルタさん似合いそうじゃないですか」
ルレイアがヴァルタに勧めたのは、これまた黒くて派手なゴスロリ服。
今度はパンツスタイルだった。
フリルやレース、リボンはないが…それにしたって派手。しかもセクシーなガーターベルト付き。
お前はまた、なんて服を勧めてるんだ。
似合うかどうかと、その人が着たいかどうかはまた別の話なんだぞ。分かってるか?
お前だって、絶対嫌がるだろうけど、シンプルな白シャツとか着ても似合ってるぞ?
既に犠牲になったラシュナとセトナのように、ヴァルタもドン引きで嫌がるか…と思ったのだが。
「ふーん、なかなか良いじゃないか」
あろうことか、ヴァルタはそう言った。
俺も、ルアリスも、ラシュナもセトナも…聞き間違いかと思った。
しかし。
「早速着てこよう」
平然とした様子で、ヴァルタはルレイアの選んだゴスロリ服を片手に試着室にすたすた歩いていった。
あいつ…正気か?
それともシュノタイプなのか?
着るものに頓着しないというのか。それだって少しは選んだ方が良いと思うぞ。
よりにもよって、ルレイアチョイスのゴスロリ服を着る必要はない。
そうだというのに、彼女は。
肝が据わっているにも程がある。
さすが、ルレイアにスカウトされただけのことはある。
五分後。
ヴァルタは、ルレイアが選んだゴスロリスタイルのファッションに身を包んで登場した。
先程までの二人のように、恥ずかしがる様子は全くなかった。
普通に堂々と出てきた。
「どうだ?ルアリス。似合うか」
「え、う…うん…あぁ、似合う…と思うぞ」
返答に困る革命軍リーダー、ルアリス。
まさか自分の部下が、ゴスロリ着せられる日が来るとは思ってなかっただろうなぁ。
俺だって自分の相棒が、ゴスロリばっか着ることになるとは思ってなかったもん。
そりゃ似合ってるけどさ。そういう問題じゃないんだよ。
似合ってればそれで良い訳じゃないんだ。
「うん、似合いますね。ヴァルタさんなら、このセクシーな肩出しのトップスも似合うと思いますよ」
「ほう。それも良いな。ちょっと着替えてくる」
まさかのお色直し。
ゴスロリだろうとセクシーだろうとお構い無し。
凄い度胸だ。あんなもの着て平気で街を歩くのは、ルレイアとシュノだけだと思っていたが。
意外とそうでもないのだろうか。
まぁ、そうでなきゃこんな店が営業してる訳がないか。
「着てみたぞ。どうだ?」
「おぉ~。良い。ナイスですよヴァルタさん。じゃあ次はこっちの、燕尾服風のブラウスを」
「それよりは、そこにある黒いキャミソールが気になるな」
「これですか?成程お目が高い」
挙げ句、自分からリクエストし始めた。
俺には真似が出来ない。
ファッションに関してルレイアと話が合う人間がいるとは。
俺は当然、ラシュナとセトナは、化け物でも見るような目でヴァルタを呆然と見つめていた。
…凄い奴だよ、お前は。
「あ、これヴァルタさん似合いそうじゃないですか」
ルレイアがヴァルタに勧めたのは、これまた黒くて派手なゴスロリ服。
今度はパンツスタイルだった。
フリルやレース、リボンはないが…それにしたって派手。しかもセクシーなガーターベルト付き。
お前はまた、なんて服を勧めてるんだ。
似合うかどうかと、その人が着たいかどうかはまた別の話なんだぞ。分かってるか?
お前だって、絶対嫌がるだろうけど、シンプルな白シャツとか着ても似合ってるぞ?
既に犠牲になったラシュナとセトナのように、ヴァルタもドン引きで嫌がるか…と思ったのだが。
「ふーん、なかなか良いじゃないか」
あろうことか、ヴァルタはそう言った。
俺も、ルアリスも、ラシュナもセトナも…聞き間違いかと思った。
しかし。
「早速着てこよう」
平然とした様子で、ヴァルタはルレイアの選んだゴスロリ服を片手に試着室にすたすた歩いていった。
あいつ…正気か?
それともシュノタイプなのか?
着るものに頓着しないというのか。それだって少しは選んだ方が良いと思うぞ。
よりにもよって、ルレイアチョイスのゴスロリ服を着る必要はない。
そうだというのに、彼女は。
肝が据わっているにも程がある。
さすが、ルレイアにスカウトされただけのことはある。
五分後。
ヴァルタは、ルレイアが選んだゴスロリスタイルのファッションに身を包んで登場した。
先程までの二人のように、恥ずかしがる様子は全くなかった。
普通に堂々と出てきた。
「どうだ?ルアリス。似合うか」
「え、う…うん…あぁ、似合う…と思うぞ」
返答に困る革命軍リーダー、ルアリス。
まさか自分の部下が、ゴスロリ着せられる日が来るとは思ってなかっただろうなぁ。
俺だって自分の相棒が、ゴスロリばっか着ることになるとは思ってなかったもん。
そりゃ似合ってるけどさ。そういう問題じゃないんだよ。
似合ってればそれで良い訳じゃないんだ。
「うん、似合いますね。ヴァルタさんなら、このセクシーな肩出しのトップスも似合うと思いますよ」
「ほう。それも良いな。ちょっと着替えてくる」
まさかのお色直し。
ゴスロリだろうとセクシーだろうとお構い無し。
凄い度胸だ。あんなもの着て平気で街を歩くのは、ルレイアとシュノだけだと思っていたが。
意外とそうでもないのだろうか。
まぁ、そうでなきゃこんな店が営業してる訳がないか。
「着てみたぞ。どうだ?」
「おぉ~。良い。ナイスですよヴァルタさん。じゃあ次はこっちの、燕尾服風のブラウスを」
「それよりは、そこにある黒いキャミソールが気になるな」
「これですか?成程お目が高い」
挙げ句、自分からリクエストし始めた。
俺には真似が出来ない。
ファッションに関してルレイアと話が合う人間がいるとは。
俺は当然、ラシュナとセトナは、化け物でも見るような目でヴァルタを呆然と見つめていた。
…凄い奴だよ、お前は。