The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
「あのな、フューニャ。上司って言っても、ルレイアさんじゃなくて」
「大体おかしいと思ってたんですよ。最近のルヴィアさん、毎日あの方の匂いがするんですから…。あの方の匂いはとても個性的なので、すぐに分かります」
確かに、ルレイアさんの香水の匂いは物凄く独特だもんな。
蠱惑的と言うか…毒々しいと言うか。
嗅いだだけで、強い催眠にでもかかってしまったような気分になる。
でも、あれはまだ序の口なんだそうだ。
ルルシーさん曰く、『事後』のルレイアさんは、正に歩くフェロモン噴霧器になるとか。
聞いた話では、ルレイアさんのフェロモンテロ被害者の増加を食い止める為、ルルシーさんとアリューシャさんが、『事後』のルレイアさんを隔離する為の部屋を用意しようかと話していたこともあるそうだ。
『事後』のルレイアさんは一体どんなことになってるのか、見てみたい気がするけど、見たら最後こちら側には戻れなくなりそうなので、やめておこう。
「違うんだよ。ルレイアさんじゃない。ルルシーさんだ。ルルシーさんに誕生日プレゼントを渡したいんだよ」
「…ルルシーさん?」
良かった。フューニャがようやく俺の話を聞いてくれた。
「そう、ルルシーさん。フューニャも会ったことあるだろ?亡命の件でもお世話になったし、何かプレゼントを用意しようと思って…。何が良いかな?」
「…」
フューニャはきょとんとして、それからすとん、と俺の横に座り直した。
「なんだ…。浮気じゃなかったんですか」
「浮気じゃないって…。何度も言ってるじゃん…」
話、全然聞いてない。
まぁ、俺も最初に言わなかったのが悪いんだけどさ。
「俺が愛してるのは、フューニャだけだよ」
「…」
そう言うと、ようやく誤解が解けたらしく。
フューニャは、俺の肩に寄りかかって満足そうにすりすりしていた。可愛い。
「大体おかしいと思ってたんですよ。最近のルヴィアさん、毎日あの方の匂いがするんですから…。あの方の匂いはとても個性的なので、すぐに分かります」
確かに、ルレイアさんの香水の匂いは物凄く独特だもんな。
蠱惑的と言うか…毒々しいと言うか。
嗅いだだけで、強い催眠にでもかかってしまったような気分になる。
でも、あれはまだ序の口なんだそうだ。
ルルシーさん曰く、『事後』のルレイアさんは、正に歩くフェロモン噴霧器になるとか。
聞いた話では、ルレイアさんのフェロモンテロ被害者の増加を食い止める為、ルルシーさんとアリューシャさんが、『事後』のルレイアさんを隔離する為の部屋を用意しようかと話していたこともあるそうだ。
『事後』のルレイアさんは一体どんなことになってるのか、見てみたい気がするけど、見たら最後こちら側には戻れなくなりそうなので、やめておこう。
「違うんだよ。ルレイアさんじゃない。ルルシーさんだ。ルルシーさんに誕生日プレゼントを渡したいんだよ」
「…ルルシーさん?」
良かった。フューニャがようやく俺の話を聞いてくれた。
「そう、ルルシーさん。フューニャも会ったことあるだろ?亡命の件でもお世話になったし、何かプレゼントを用意しようと思って…。何が良いかな?」
「…」
フューニャはきょとんとして、それからすとん、と俺の横に座り直した。
「なんだ…。浮気じゃなかったんですか」
「浮気じゃないって…。何度も言ってるじゃん…」
話、全然聞いてない。
まぁ、俺も最初に言わなかったのが悪いんだけどさ。
「俺が愛してるのは、フューニャだけだよ」
「…」
そう言うと、ようやく誤解が解けたらしく。
フューニャは、俺の肩に寄りかかって満足そうにすりすりしていた。可愛い。