The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
その晩。
俺は部下のルヴィアと共に、『青薔薇連合会』の本部で、その時を待っていた。
「…」
俺がいつにもなく険しい顔をしているせいだろう、ルヴィアもやりにくそうだった。
嫌な上司だという自覚はある。
申し訳ないけど、今夜ばかりは許して欲しい。
ルニキスのこともあるが、他にも気になることがある。
「…ルヴィア。ルレイアの容態は…まだ変わりないか」
今日だけで、もう数十回は聞いたような気がする。
そしてルヴィアは、文句も言わずその度に律儀に答えてくれた。
「変わりないようです。まだ目を覚まさないとか…」
「…」
ルレイアの傷は、致命傷になるほど酷いものではないと聞いた。
医師の見立てでは、今日の午後には意識を取り戻すはずだと。
それなのに…深夜になった今でも、まだ目を覚ましていない。
「…何か、毒物が使われた可能性は?」
「何度も調べたということですが…やはり、毒物の反応はないようです」
「…そうか」
このやり取りも…もう、何回したか分からないな。
「…そろそろ、日付が変わるな」
俺は腕時計を確認した。
約束の時間まで、あと少し。
そこで、俺はふと思い出した。
「…悪いな、ルヴィア。こんな時間まで付き合わせて…」
ルヴィアの嫁…心配してるだろうに。
「いえ…仕事ですから。それに…ルレイアさんに手を出したという輩のことは…俺も許せません」
「…」
そうか…俺もだ。
ルレイアはルニキスを殺すなと言った。気を付けるつもりではいるが…。衝動的に殺してしまいそうで怖い。
ルレイアを傷つけたというだけで…俺にとっては許せないのだ。
「…そろそろ配置に着くぞ。付き合ってくれ、ルヴィア」
「はい」
家庭持ちのルヴィアを、こんな時間まで付き合わせるのは忍びないが。
まずはルレイアを傷つけた暗殺者、『セント・ニュクス』のリーダー、ルニキス・エリステラなる人物の顔を拝みに行くとしよう。
俺は部下のルヴィアと共に、『青薔薇連合会』の本部で、その時を待っていた。
「…」
俺がいつにもなく険しい顔をしているせいだろう、ルヴィアもやりにくそうだった。
嫌な上司だという自覚はある。
申し訳ないけど、今夜ばかりは許して欲しい。
ルニキスのこともあるが、他にも気になることがある。
「…ルヴィア。ルレイアの容態は…まだ変わりないか」
今日だけで、もう数十回は聞いたような気がする。
そしてルヴィアは、文句も言わずその度に律儀に答えてくれた。
「変わりないようです。まだ目を覚まさないとか…」
「…」
ルレイアの傷は、致命傷になるほど酷いものではないと聞いた。
医師の見立てでは、今日の午後には意識を取り戻すはずだと。
それなのに…深夜になった今でも、まだ目を覚ましていない。
「…何か、毒物が使われた可能性は?」
「何度も調べたということですが…やはり、毒物の反応はないようです」
「…そうか」
このやり取りも…もう、何回したか分からないな。
「…そろそろ、日付が変わるな」
俺は腕時計を確認した。
約束の時間まで、あと少し。
そこで、俺はふと思い出した。
「…悪いな、ルヴィア。こんな時間まで付き合わせて…」
ルヴィアの嫁…心配してるだろうに。
「いえ…仕事ですから。それに…ルレイアさんに手を出したという輩のことは…俺も許せません」
「…」
そうか…俺もだ。
ルレイアはルニキスを殺すなと言った。気を付けるつもりではいるが…。衝動的に殺してしまいそうで怖い。
ルレイアを傷つけたというだけで…俺にとっては許せないのだ。
「…そろそろ配置に着くぞ。付き合ってくれ、ルヴィア」
「はい」
家庭持ちのルヴィアを、こんな時間まで付き合わせるのは忍びないが。
まずはルレイアを傷つけた暗殺者、『セント・ニュクス』のリーダー、ルニキス・エリステラなる人物の顔を拝みに行くとしよう。