The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
…二時間後。

俺はようやく、その店から解放された。

…はぁ。どっと疲れた。

「いやぁ、楽しかったですね~。ね、ルリシヤ」

「あぁ。なかなか刺激的な体験だった」

「持ち帰らなくて良かったんですか?」

そんなお前。牛丼テイクアウトみたいに。

「そうだな…。持ち帰るほどではなかった」

「むむっ。あなた意外とグルメなんですね~」

駄目だ。この二人の会話に入っていけない。

グルメって何?

「ルレイア…あのな、少しは真面目に…ルリシヤに仕事を…」

教えてやるべきなんじゃないかと、俺は思うのだが。

しかし、ルレイアにとってはこれが仕事なので。

「ちゃんと教えてるじゃないですか。他に何を教えるんですか?」

「…」

そんなきょとんとして言われてしまうと、俺としてはもう何も言えない。

ルレイアじゃ駄目なんだ。ここは、俺の出番だ。

ただし今日はもう疲れたから、また明日。

「…ルリシヤ。明日は俺のところに来い。俺が色々と、幹部の仕事というものを教えてやる」

「分かった」

マフィア幹部の仕事が何たるやを、俺が教えてやらなくては。

教育は、始めが肝心だからな。
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