The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
その翌日から。
俺は、ルリシヤを呼びつけて幹部の仕事の如何を指導した。
具体的にどんなやり取りがあったかは端折るが…一言で言えば、ルリシヤは優秀そのものであった。
ルレイアの十倍は真面目だし、アリューシャの百倍は理解力もあるし、そしてアイズと同じくらい頭の回転が早かった。
うちの幹部達の…良いところだけをより集めて出来たかのよう。
これだけは、俺も認めない訳にはいかなかった。
ルリシヤは、優秀な人間であると。
とはいえ…だからと言って、それだけで彼に心を許すことは出来なかった。
俺の前だからと、猫を被っている可能性もあるしな。
そこで俺は、アイズとアリューシャにこっそり相談に行くことにした。
「…アイズ、それにアリューシャ…。頼みがあるんだが、良いか?」
「どうしたの、ルルシー…。そんな深刻そうな顔をして」
「…」
アリューシャの部屋を訪ねたところ、アリューシャさんはアイズさんの部屋に行ってますよ、とアリューシャの部下に言われ。
アイズの執務室に…来てみたのは良いが。
「…アイズ。アリューシャは何処だ?」
ここにいると聞いたのだが、姿が見えないぞ。
「そこ」
アイズの指差す先には、来客用のソファ。
アリューシャはそこに横になって、ひよこの毛布をかけて、ぐーすかとお昼寝の真っ最中であった。
…俺の部屋にも、よくルレイアが邪魔しに来るけどさ。
…ルレイアより酷くね?あいつ。
「何であいつはこんなところで昼寝してんだ…?」
まず昼寝するなよって話だが、昼寝はまぁ百歩譲ってOKとして、何故ここで寝る?
自分の部屋で寝ろよ。
「さぁ。昼寝したくなったらここに来るんだよ、アリューシャ。『アイ公~、お昼寝しに来た~』ってね。だからここにいつも、アリューシャ用の毛布用意してるんだよ」
お前がそうやって甘やかすから、アリューシャが遊びに来るんだろ。
しかし人のことは言えない。俺の部屋にルレイアが押し掛けてくるのは、何だかんだと俺が甘やかすからだ。
「それで?ルルシー。私にお願いって何?」
「あぁ…うん。それを話したいんだが…。あのアホアリューシャ、叩き起こして良いか?」
「ちょっと待って。起こすにしても、アリューシャは起こし方を間違えると寝惚けちゃって、一時間くらい『ぽへ~』しか言わなくなっちゃうから。私に任せて」
何だ、それは。
いつからそうなった。
一体どんな起こし方をするのか、と思ったら、アイズは鍵をかけた戸棚を開け、中からクッキー缶を取り出した。
…何でクッキー缶?
すると次にアイズは、お昼寝中のアリューシャに向かってこう呼び掛けた。
「アリューシャ。クッキー食べるから起きなよ」
「うーい。起きる~」
アリューシャはむくっ、と起き上がり、毛布を払い除けて、てけてけと歩み寄ってきた。
…幼稚園児か。お前は。
「…ん?ルル公じゃん。お前こんなところで仕事サボって、何やってんの?」
「その言葉、そっくりそのままお前に返してやるよ」
アリューシャにだけは言われたくない台詞だったぞ。今のは。
俺は、ルリシヤを呼びつけて幹部の仕事の如何を指導した。
具体的にどんなやり取りがあったかは端折るが…一言で言えば、ルリシヤは優秀そのものであった。
ルレイアの十倍は真面目だし、アリューシャの百倍は理解力もあるし、そしてアイズと同じくらい頭の回転が早かった。
うちの幹部達の…良いところだけをより集めて出来たかのよう。
これだけは、俺も認めない訳にはいかなかった。
ルリシヤは、優秀な人間であると。
とはいえ…だからと言って、それだけで彼に心を許すことは出来なかった。
俺の前だからと、猫を被っている可能性もあるしな。
そこで俺は、アイズとアリューシャにこっそり相談に行くことにした。
「…アイズ、それにアリューシャ…。頼みがあるんだが、良いか?」
「どうしたの、ルルシー…。そんな深刻そうな顔をして」
「…」
アリューシャの部屋を訪ねたところ、アリューシャさんはアイズさんの部屋に行ってますよ、とアリューシャの部下に言われ。
アイズの執務室に…来てみたのは良いが。
「…アイズ。アリューシャは何処だ?」
ここにいると聞いたのだが、姿が見えないぞ。
「そこ」
アイズの指差す先には、来客用のソファ。
アリューシャはそこに横になって、ひよこの毛布をかけて、ぐーすかとお昼寝の真っ最中であった。
…俺の部屋にも、よくルレイアが邪魔しに来るけどさ。
…ルレイアより酷くね?あいつ。
「何であいつはこんなところで昼寝してんだ…?」
まず昼寝するなよって話だが、昼寝はまぁ百歩譲ってOKとして、何故ここで寝る?
自分の部屋で寝ろよ。
「さぁ。昼寝したくなったらここに来るんだよ、アリューシャ。『アイ公~、お昼寝しに来た~』ってね。だからここにいつも、アリューシャ用の毛布用意してるんだよ」
お前がそうやって甘やかすから、アリューシャが遊びに来るんだろ。
しかし人のことは言えない。俺の部屋にルレイアが押し掛けてくるのは、何だかんだと俺が甘やかすからだ。
「それで?ルルシー。私にお願いって何?」
「あぁ…うん。それを話したいんだが…。あのアホアリューシャ、叩き起こして良いか?」
「ちょっと待って。起こすにしても、アリューシャは起こし方を間違えると寝惚けちゃって、一時間くらい『ぽへ~』しか言わなくなっちゃうから。私に任せて」
何だ、それは。
いつからそうなった。
一体どんな起こし方をするのか、と思ったら、アイズは鍵をかけた戸棚を開け、中からクッキー缶を取り出した。
…何でクッキー缶?
すると次にアイズは、お昼寝中のアリューシャに向かってこう呼び掛けた。
「アリューシャ。クッキー食べるから起きなよ」
「うーい。起きる~」
アリューシャはむくっ、と起き上がり、毛布を払い除けて、てけてけと歩み寄ってきた。
…幼稚園児か。お前は。
「…ん?ルル公じゃん。お前こんなところで仕事サボって、何やってんの?」
「その言葉、そっくりそのままお前に返してやるよ」
アリューシャにだけは言われたくない台詞だったぞ。今のは。