The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
ルルシーが飴を食べさせてくれたので、俺は黙っていることにしたが。

しかし、作戦会議って何するんだ?

「作戦ってどんなの?アリューシャが格好良く敵を狙い撃ちにして、格好良くMVPになって終わりじゃね?」

「いや待て。俺が格好良く乗り込んでいって、格好良くMVPになって終わりだろう」

双方、MVPを主張するアリューシャとルリシヤ。

MVPの奪い合いが発生。

「ぬぉぉ!アリューシャからMVPを奪い取ろうとは!百億光年早いぞ!先輩に譲れ!大人げないぞ!」

「アリューシャ、光年は距離だから。それと、大人げないって言うんなら先輩の君が譲ってあげなきゃ」

すかさず突っ込みを入れるアイズレンシア。さすがに慣れてるな。

「やだ~。アリューシャがMVPする~」

「もー、仕方ないアリューシャだね」

「こうなったら、俺とアリューシャ先輩で勝負だな。どちらがMVPを獲得するか」

「受けて立つぜ!アリューシャはまだ、若いもんには負けん!」

「アリューシャも若いでしょ…」

俺もMVP争奪戦に参加して良いかな。

よし、三つ巴だ。

「ルルシー、ルルシー。俺もMVPになります」

「はいはい。言うと思ってたよ。頑張れ」

やったー。ルルシーが応援してくれたから頑張ろう。

すると、オルタンスが。

「…俺も密かにMVPを狙おう。四つ巴だな」

「…はいはい。勝手に頑張れ」

アドルファスに呆れられていた。

よし、全力で妨害しよう。

オルタンスがMVPとかないわ。

すると、四番隊の真面目君が、

「いや、あの。誰がMVPになるかという話じゃなくて、連携とか…。戦術とか…」

「…ん?あなたそういや見たことある顔ですね。誰だったかな…」

「は?」

「あ、思い出した。俺の後釜で四番隊隊長になった若造でしょ?童貞の。大した実力もないのに正義厨拗らせてイキッて頑張ったけどあっさり俺に撃退された、憐れな四番隊隊長。まだ生きてたんですね。名前なんだっ…もごもごもご」

「ルーシッドだ馬鹿、わざとか。さっき聞いただろ。余計なこと言うなって何回言えば分かるんだ」

ルルシーは二つ目の飴を俺の口の中に捩じ込んできた。

いやん、大胆。

ルルシーがまた飴くれたから、黙っとこーっと。

「…連携は…無理そうですね」

「済まん、ルーシッド…。まぁ、うっかりお前に斬りかかったりはしないと思うから、可能な限り適当にフォローしてやってくれ」

帝国騎士団との連携なんて、要らない要らない。

俺が無双すれば万事解決だもの。

で、MVPも俺。完璧な作戦だ。

よし、それで行こう。
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