Re:Love〜7年越しに愛されて〜
井原の言葉にサーッと血の気が引く。
一体何を言ってるんだこの男は。
そんな言葉を聞いたら、湊が誤解してしまうに決まってる。
「違、湊くん私は…っ」
「だとしても構わない」
日菜子が咄嗟に掴んだ袖を握る手に安心させるように自身の手を添えて湊は笑いかけ、目線だけ井原に向けて続けた。
「俺がずっと彼女を好きだったから、それでもいいんだよ」
再び行こうと背中を押され、今度こそ本当にその場を後にした。
まるで意にも介さない湊の揺るがない言葉に胸が熱くなった。
けれどそれと同時にひどい罪悪感に押し寄せられていた。
駅を抜けて人通りの少ないところまで出たところで、日菜子は足を止めた。
「湊くん、ごめんなさい」