Re:Love〜7年越しに愛されて〜
色々な不安が巡り再び声をかけようとしたところで、湊が口を開いた。
「日菜、やっぱり結婚してくれないか」
「はい?」
想像の遥か斜め上からの言葉に声が裏返ってしまい口を塞いだ。
湊はそんな日菜子を覗き込むように見上げる。
「ちゃんとした雰囲気の良い店とかで改めた方がいいか?」
「そんなことない…嬉しいよ。ただびっくりし過ぎちゃって変な声出たから」
「悪い。けどなんか良いなって思っちまって」
「?」
手を口から離して膝に置いて湊を見つめる。
湊は再び手元のチョコレートに視線を戻して続けた。
「一緒の家に帰って、同じもの囲んで当たり前みたいに並んで座って、日菜の作ってくれたもん食べて…毎日こうだったら良いのにって思った」
「……」
「帰り道での日菜の反応見てもう少し先でもいいかと思ってたけど…なんか今すぐ言いてえなって思ったら勝手に口から出た」