Re:Love〜7年越しに愛されて〜
「仁科先輩とはどう?上手くいってる?」
「う、うん…」
なんだろう。
咲苗はこんな雰囲気をする子だったろうか。
「えと…今度皆んなには改めて報告はするつもりだったけど、結婚することになって…」
「…へえ」
その瞬間、ガチャリと乱暴に置かれたカップの音にビクリと身体が震えた。
「さ、咲苗…?」
ヒヤリと汗が首筋を伝い、震える声で彼女の名前を呼んだ。
「…日菜子ちゃんって、本当にずるいよね」
「え?」
スッと細められた視線は日菜子に対する嫌悪で満ちていた。
「ねえ、どうやって仁科先輩を誑かしたの?日菜子ちゃん、特別美人でもなんでもないよね。…ねえ、どうして?」
「……」
「私、ずっと仁科先輩が好きだったの」
悲痛にも聞こえる咲苗の声に、胸が痛いほどに締め付けられた。