Re:Love〜7年越しに愛されて〜
どうしよう。
咲苗が言ったことは本当だったのだ。
全身がカタカタと震え、冷や汗が止まらない。
『なんでも日菜が元彼の男とーー』
「違う!」
ここが病院だということも忘れて大声で叫んだ。
刺さるような視線を感じるが、今の日菜子には周りを気にする余裕など皆無だった。
「私あの人ともう会ってなんかない!全部出鱈目だよ、私は何もしてない!」
大声まで張り上げて何を言っているんだ。
こんなに慌てて否定すればますます怪しまれるに決まってるじゃないか。
頭では分かっているのに、動揺が抑えられず頭に上げた手で髪の毛をぐしゃぐしゃと握った。
『日菜落ち着け、俺はちゃんと分かってるから』
「湊く、」
『…けど、手紙をうちの親が見ちまったみたいでーー』
「……」
瞬間、身体が宙に浮いたように足元が覚束なくなる。