Re:Love〜7年越しに愛されて〜
視界が緩やかに黒く染まり、ここがどこなのか自分が何をしていたのか理解が出来なくなった。
更に我慢の出来ない気持ち悪さが一気に込み上げてきて、日菜子は手に持っていたスマホを落として駆け出した。
看護師の制止の声も振り切って向かった先のトイレに座り込み嘔吐した。
激しい吐き気は一度吐いただけでは治らず、その後胃液しか出なくなってもそれを繰り返した。
「双葉さん!?」
慌てて駆け寄ってきた看護師に介抱され、しばらく経ちようやく嗚咽が止まったところで肩を支えられながらベッドへ戻り、脱水を防ぐ為の点滴を打たれた。
吐き気が治った事で安心したのか単純に体力の限界を迎えたのか、看護師からの質問にもまともに答えることができないまま、日菜子はゆっくりと眠りに落ちていった。