Re:Love〜7年越しに愛されて〜




眠っている間に見た夢はひどい悪夢だった。

内容は覚えていないけれど、酷く心を抉るような内容だったことだけはわかった。

うなされるように目を開けると、全身が汗をかいていた。


見慣れぬ天井に一瞬混乱したがすぐに理解が追いつき、昨日あのまま眠ってしまった事を思い出す。

ふと気付くと手に温かいものを感じ、視線を横に流して見えた自分の傍らで突っ伏して眠るその人に触れた。


「…!」


余程眠りが浅かったのだろう、指先が触れただけで湊は飛び起きて顔を覗き込んできた。


「湊くん…」
「大丈夫か?昨日の電話でお前が救急車で運ばれたって聞いて心臓止まるかと思ったぞ」
「心配かけてごめんね…先生達からはどこまで聞いてるかな?」
「…多分、全部」
「そっ…か…うん、まあ、そんな感じです」
「……」
「本当にごめんね」


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