Re:Love〜7年越しに愛されて〜


急に怖くなって口が動かず言い淀んでいると、湊の手が点滴の刺さった手にそっと重なった。


「日菜、大丈夫だ。俺は一ミリだってお前を疑ってない。それに別れる事になんて絶対にならない」
「!」


目を剥いて見れば、湊はどこまでも真剣な表情をしていた。


「確かに親には見られたけど、俺がちゃんと説明したから安心しろ」
「でも、」
「というか、俺が何か言う前に祖父さんが親を説き伏せてた。差出人も分からない手紙より自分達の息子を信じろって」
「川﨑先生が…?」
「俺の事に関しては正直親より祖父母の方が発言力強いからな」


なんでも昔から祖父母に預けられる事が多かった影響か、いざという時の川﨑先生夫婦からの言葉は強いらしい。

日菜子にとってはとてつもなく心強い言葉だったが、湊には少し複雑だったようだ。


「例え祖父さんの言葉がなくても俺は微塵も譲る気はなかった。俺が一方的に好きでやっと落とした女なんだ、誰にも文句は言わせねえ」
「そ…っか…」


安心から耐えていた涙がぽろりと落ちてしまい、湊が優しくそれを拭った。


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