Re:Love〜7年越しに愛されて〜
「それより体は平気なのか。顔色は落ち着いてるみたいだが」
「うん。赤ちゃんにも影響は無いって。ただ少し悪阻が重めみたい」
「少しって…夕方には退院って聞いたけど帰ってもそんな状態ならまともに動けねえだろ」
「それは…やってみないと何とも、」
「このままうちに来い」
「え?湊くんの家に?」
「元々引っ越す予定だったろ。それが少し早まるだけだ」
「…いいの?」
恐る恐る聞けば、湊が強い口調で言い切った。
「逆に側にいねえと安心できねえ」
湊の言葉のなんと心強いことか。
つくづくこの人と居ると、自分がどんどん弱くなっていってしまう。
「あ…ありがとう…」
そう言って泣きながら笑えば、少しだけ湊の表情も柔らかく変わった。
その後医師と共に回診に来た看護師から湊がほぼ徹夜で付き添っていた事を聞いて驚き、渋る彼をなんとか説得して家に帰らせた。
診察では今のところ出血がない事や心拍も確認ができる事を伝えられ予定通り夕方に退院の許可がおり、数日後に健診に来ることと嘔吐症状が悪化すれば連絡をよこす事を念押しされ、点滴の終わる時間まで眠って過ごした後に帰宅した。