Re:Love〜7年越しに愛されて〜
「…私が、中途半端な事したせいで」
「日菜は悪くない。それなら俺が…って、これだって無意味だな。きっと誰が悪い訳でもないんだよ」
だけど、と湊は眉を寄せて強い口調で続ける。
「その嫉妬の矛先を日菜に向けるのは違えだろ。お前は俺の気持ちにただ応えてくれただけだ。…それに何より、あんな事してどうなるかなんて少し考えれば分かるはずだ」
湊の口にしたあんな事が何を指すのか察したら瞬間、忘れていた恐怖が蘇る。
再び体を震わせる日菜子を抱き締めながら、何処か悲しげな口調で言った。
「俺のプライベートを勝手に調べたり、後をつけ回すくらいならまだ見過ごせた。けど、ありもしない捏造で周りを振り回した挙句に日菜と子供の命を危険に晒したのは絶対に許せねえ。やり過ぎたんだよ、あの女は」
「……」
「後の事は全部俺が引き受ける。日菜は自分を大切にすることだけ考えてくれ」
「でも、元はと言えば私が咲苗の気持ちに気付かず無神経な事したからこんな事に…」
「なら日菜は、立石が俺を好きだって知ってたら俺の事は諦めたのか?」
「…っ、それは…」