Re:Love〜7年越しに愛されて〜
勿論許される行動じゃ無いのは分かっているし、結果的に何も無かったから良かったものの行動自体は自分だって許せない。
けれど咲苗に対する罪悪感が、彼女を責め立てる気持ちを引き留めていた。
「それより、俺に言うべき事あるんじゃないのか」
「……」
「立石から聞いた。最初から日菜は知ってたんだろ」
「…ごめんなさい」
俯いて謝れば、湊は居心地悪そうに頭を掻いた。
「俺が気付いてなきゃ本当に危なかったんだぞ」
「反省してます。…けど、どうして分かったの?」
「ただの消去法。俺達の交際を知ってて尚且つそれをよく思わない人間がいて、日菜の元彼が違うなら恐らくと思って警戒してた」
「…咲苗だって確信してたの?」
「まあ…あいつとは色々あったしな」
言葉を濁したが、そこに含まれる意味は何となくわかる気がした。
自分と別れてから何度も湊に気持ちを伝えたと以前彼女は言っていたから。