Re:Love〜7年越しに愛されて〜


一度目の冬はそうして見ているだけで終わり、シーズンが終われば本当に日菜子は一切活動に参加しなくなった。

彼女と同じ学部の女子に声を掛けたが本当に暑さが駄目らしく、結局夏が終わるまで一度も顔を見る事なく終わった。

その間に何度か女子からの告白を受けたが頭に過ぎるのはいつも子うさぎのような日菜子の顔で、これが彼女だったらいいのにとらしく無い願望を抱いたりしていた。


季節が巡り冬のシーズンになると、何事もなかったかのように日菜子はそこに居た。

その時の心踊る感覚は一生忘れないだろう。

明確に日菜子への恋心を自覚した瞬間だった。


以前より間が空いてしまった事で人見知りが再発しふり出しに戻りかけたが、どうしてもあの笑顔が見たくてリフトに乗る際は隣を死守した。

話しているだけで心満たされるなんて事が本当にあるのだと満足していたが、冬の終わりが近づくにつれ焦りが湧いてきていた。

だから合宿の際に彼女を呼び出して告白をすれば、心から予想もしていなかった様子でぽかんとしており、ほぼ丸め込む形で交際をもぎ取った。



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