Re:Love〜7年越しに愛されて〜
その電話がかかってきて用件を聞いた時、久しぶりに大声を上げた。
「え!?伊澄が結婚!?」
咄嗟に日菜子は口を塞いだ。
今寝室で湊が2人の子供を寝かしつけてくれている最中だと言うのに自分が大声を上げてしまっては意味がない。
幸い声は届いてなかったのか、寝室から泣き声は聞こえない。
それにホッと胸を撫で下ろし、日菜子は電話の向こうにいる那月との話に意識を戻した。
『そー、あの伊澄が、だよ。相手は幼馴染の女の子だってさ』
「…明日槍でも降るのかな?困るなあ、明日は会社に出ないといけないのに」
『ほんと、あのヤリチンドクズ野郎が結婚だなんてとんだ天変地異だよね』
「ちょっと那月…あんた一応母親なんだからそんな言葉遣いやめなよ」
『お姉ちゃんだってどうせ同じ意見でしょ。あ、因みに結婚式はお嫁さんの希望でやらないみたい。なんでも妊娠中なんだって。ママがお祝いだけでも贈っておきなさいってさ』
「ええ…大丈夫なのそれ…」
『それがまた意外や意外。伊澄の方がお嫁さんにベタ惚れなんだってさ』
「ちょ、やだ怖い!明日世界が滅亡でもするの!?」
『お姉ちゃんの方がひどくない?』