Re:Love〜7年越しに愛されて〜
ここ数年で一番の驚きに動揺を隠せはしなかったが、ひとまず母親からの伝言を受け取った日菜子は電話を切り、はーっとため息を吐いた。
あの従兄弟と呼ぶにも憚られるほど女にだらしなくクズを体現したような男が結婚を決めるとなれば、自分達の反応は概ね正しいに決まってる。
それも惚れ込んでいるのが伊澄の方とあれば尚更だ。
ひとまず頭を切り替えお祝いは何にしようかと検索画面を開いたところで寝室のドアがゆっくりと開いた。
「どうした日菜、そんな大声出して」
「湊くん…最後の晩餐は何がいい?」
「は?」
素っ頓狂な台詞に怪訝な顔をする湊にひと通りの説明をすれば、湊が青いななんて笑うから漸く衝撃がおさまってきた。
お祝いについて相談をすれば、無難なところでカタログギフトと祝い金でいいだろうと話は落ち着いた。