Re:Love〜7年越しに愛されて〜
「そうだ、それで湊くん大学病院は辞めたの?病院行ったらいつもの先生じゃなくて本当に驚いたんだよ」
「ああ。祖父がそろそろ引退するって言うから継ぐ事にした」
「祖父?川﨑のおじいちゃんが?」
「おじいちゃん…?」
「わ!ごめん!私季節の変わり目によく体調崩すんだけどその度にお世話になってて、いつもすごく優しく話しかけてくれてたから心の中で勝手にそう呼ばせてもらってたの」
馴れ馴れしくてごめんねと言うと、湊は口元を緩めて頭を左右に振った。
「そういうの喜ぶ人だから構わない」
「それなら良かった。けど…そっか、引退はもちろん寂しいけど仕方ないね」
「本人に伝えておく」
「うん。お礼も言っておいてね」
そう言ったところでサラダとスープが届いて話は一時中断となった。
せっかくなので頂こうといただきますと言ってサラダに手をつけると、今度はこちらの番だとばかりに湊が質問を投げかけてきた。
「あんまり大っぴらに話すのもどうかと思って2人でって言ったが、大丈夫だったのか?」
その言葉の後は言わなかったけれど、おそらく彼氏のことを聞いてきたのは直ぐにわかった。
会わなくなる少し前から新しい彼氏が出来たことは集まりの場で話していたから。