Re:Love〜7年越しに愛されて〜



「それは大丈夫。今は居ないから」
「…別れたのか?」
「んー、そうだね…」


最近浮気されてフラれたんですとは言えず、少し視線を逸らした。


「湊くんはどう?最近みんなから結婚報告とかよく受けるし、湊くんはカッコいいからもうそういう感じの人いてもおかしくないもんね」


あまり深掘りされたくなくてわざと話題を逸らした。

今日は別に元彼の事を愚痴りにきた訳でもないし、過去の男を引き摺ってメソメソするみっともない女だとも思われたくない。

けれど藪を突かれてしまうと堰を切ったように全部吐き出してしまいそうなのでとにかく意識を逸らしたかった。


「俺も居ない」
「そっかぁ、じゃあお互い寂しい独り身だ!」


けらけらと笑いながら勝手にグラスを軽く叩いて鳴らす。

2人でと言ってきた時からそんな気はしていたけれど、実際に言葉を聞いて少しホッとした。

もちろん下心が全くないかと聞かれれば嘘になるけれど、それ以上にこれだけハイスペックイケメンの湊でさえ彼女が居ないと思うとまだ希望が持てる気がした。

特定を作らず遊んでいるという線も無いとは言えないが、まあ大きく括れば同じ事だ。



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