Re:Love〜7年越しに愛されて〜



「あー、それさあ…なんか井原さん、新人の子と最近怪しくない?」
「新人ってあの、今年入社した中で1番可愛いって話題になってたあの子?」
「そう。なんかこう…近い気がするんだよね」


嘘でしょ。
あれだけ事実無根だと啖呵を切っておいて赤の他人にしっかり勘付かれているじゃないか。

それにしても見覚えは無いと思ったがまさか同じ会社の女だったのか。

どうしてわざわざ近場で選ぶのだと、そのあまりの危機感の欠如にもはや怒りを通り越して呆れが優り頭痛がしてきて、グッとこめかみを押さえた。

けれど次の後輩の言葉でその頭痛も一瞬で消え失せた。


「それが本当なら井原さん最低だけどさあ…その新人を選ぶ気持ちは、ちょっと分からなくないんだよね」
「どういう事?」


自分の気持ちを代弁してくれたような女性の言葉に、日菜子は息を呑んで少しだけ身を乗り出した。


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