Re:Love〜7年越しに愛されて〜
言い得て妙な那月の言葉に日菜は肩を落とす。
「…うん」
「お姉ちゃんは流されてセックスしたって言ったけど、私これでもびっくりしたんだよ。あのお姉ちゃんがって」
一線を引いて他人と距離を置くのが上手いから、と那月は付け加えた。
そこにこんなにあっさりと踏み込める人が居たんだ、とも。
「私は、男の傷は男でしか癒せないと思うよ」
「そうなのかなあ…」
「それかお姉ちゃんの場合、10年くらい引きずればやっと吹っ切れるんじゃない?」
「いや長いな」
さすがにそれは時間がかかり過ぎではと言おうとしたところで鞄から着信音がした。
画面には湊の名前が表示されており、そういえば昼以降連絡を返せていなかった事を思い出す。