Re:Love〜7年越しに愛されて〜


「え、何?」
「俺が出す」
「はい!?いやいいよ、私が使うんだから」
「なら今度また何か作ってくれ。それならおあいこだろ」
「ええ…」


了承もしていないのに返事も聞かずに湊は会計レジへと向かってしまった。

また流されてると気付いて慌てて追いかけたものの、既に支払い方法を口にしていてすんでのところで間に合わなかった。

店員から購入品を受け取り何食わぬ顔で「そろそろ行くか」と腕に付けた時計を見ながら湊はそう言った。


「湊くん、なんだか私の扱い上手くなってない?」


不本意とはいえ購入してくれた事に対するお礼を伝えた後、日菜子はじとりと目を細めてそう言った。


「前はこんな強引じゃなかった気がするんだけど…」


昔は日菜子自身が彼氏とはいえ異性でも対等でいたいと思っている事を尊重してくれていたと思う。

けれど再会して以降、今現在に至るまで財布を取り出させてすらもらえていない。

そんな日菜子を横目に湊は涼しい顔で笑う。



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