Re:Love〜7年越しに愛されて〜
「食べられないものは変わってないよな」
「うん、大丈夫」
アレルギーは無いのだが海鮮系で幾つか体質に合わないものがあり、事前にそれも抜いてくれているようだ。
どこまでも完璧なエスコートに思わず気後れしてしまった。
「湊くん、どうしてここまでしてくれるの?」
思わず口にしてしまった言葉に湊はよく分からないといった表情をした。
「好きだからだが?」
「それは嬉しいよ。嬉しいけど…私達別れて7年だよ。普通は冷めちゃうものでしょ…?」
5年の間に変わってしまった元彼との事を考える。
酷い別れ方ではあったけれど、気持ちが変わってしまうのは普通ではないか。
会えない時間が長ければもっとだ。
日菜子の自虐的とも取れる質問に、湊はシャンパンに口を付けながら真っ直ぐにこちらを見て答えた。
「逆に俺が聞きたいくらいだな。どうしてこうも忘れさせてくれないのか」
「いや私に聞かれても…」
「ふっ、なんか前にも似たような会話したな」
それは初めての告白の時の事を言っているのだろうか。
湊は短い笑い声を漏らしながら続けた。