Re:Love〜7年越しに愛されて〜
嫌だなとは思いつつも会社なので大きく反発は出来ず、渋々その場に残った。
2人きりになった事を確認すると、井原は態度を軟化させて話しかけてきた。
「そんな顔するなよ。仕方ないだろ、お前が着拒するわメッセージもブロックするわで連絡手段無かったんだから」
「はいはいすみません。で、何の用?」
「俺の家に置いてあったお前の私物、取りに来てくれねえかなって」
「ああ…」
そういえば半同棲のような時期もあったしそんな物を置いていた気がすると思い出した。
けれど別れて2ヶ月も経ってその間無くて全く困る事はなかったのですでに必要を感じなかった。
「もう要らないから全部捨てておいて」
話はこれで終了だと言わんばかりに背を向け、ドアノブを握った所で再び井原の声が耳を突いた。
「そのピアスどうした」
ノブを握る手がピタリと止まり、そのまま硬直する。