Re:Love〜7年越しに愛されて〜
「仁科先輩が参加するなんて珍しいと思ったけど…成る程ね。健気だなあ」
「…やっぱり乗り換えるみたいで印象悪いかな」
「何言ってんの?私達もう30なんだよ?グズグズ悩んでる時間が無駄だし、恋愛はタイミングが命なんだからお互いの気持ちがノッてるときにガンガン進めていかないと」
「さすが…既婚者が言うと説得力が違うね」
けれど絵麻の言葉で不安が少し晴れた。
やはりどうしても彼を利用しているような罪悪感は拭えなかったから。
「でも良かったよ。私だって泣いてる友達を慰めるより笑ってる友達を祝福する方が良いしね」
「絵麻…ありがとう」
その後は絵麻の旦那が帰ってくるまで諸々と聞かれて話し込み、飲み会の時間が来たところで2人で店へと向かった。
案内された個室に入ると既に数人集まっており、久しぶりに見る顔ぶれに懐かしさを感じながら軽く挨拶を交わしていると、男の先輩と一緒に湊が入ってきた。
「仁科!久しぶりだな!」
「おう」
コートを脱ぎながらかけられた声に短く返事を返し、湊は空いていた席へと腰掛けた。