Re:Love〜7年越しに愛されて〜


声が小さ過ぎてよく聞こえず聞き返すと、なんでもないと咲苗は笑顔で言った。

すると丁度一台だけ予約したタクシーが到着し、2人の目の前で停止した。


「ごめんね、少し疲れたから先に乗らせてもらって良いかな?」
「もちろんだよ。どうぞ」


そうしてタクシーに乗り込み、咲苗は帰っていった。

彼女の雰囲気に不思議なものを感じたものの今更考えても理由は聞けないので思考を放棄し、次いで到着したタクシーに乗り込んで帰宅した。



自身の酒癖が良くない自覚がある日菜子は自制をしていたのでそれほど酔っておらず、帰宅してすぐに風呂に入りベッドへダイブした。

疲れているのに眠気はなかなか来てくれず、昼間に撮らせてもらった絵麻の息子の優斗の写真を眺めながらようやく顔を出してきた眠気にうつらうつらしていると、来客を知らせるインターホンの音に飛び上がった。



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