cali girl
"そっか。クレアとみんなが調子乗って、かなり飲ませてたからな。ごめんな"
彼はかなりお酒に強いのか、みんなダウンしてる中、一人だけ冷静だ。
"ここって誰の家なの?"
あたしはずっと気になってた質問をした。
"俺の家。先週から両親が旅行に行ってていないんだ。"
そう言いながら、かなり散らかったカウンターの掃除をする彼を見て、あたしも手伝う。
"ありがとう"
彼があたしに眩しいくらいの笑顔をくれた。
見た目怖そうな彼の笑顔は、なんだか少年のように可愛らしくて、少しドキっとした。
クレアが何で彼を好きになったのか、分かった気がした。
"あたしの方こそ、今日はありがとう。パーティー楽しかった"
"どういたしまして"
彼との静かな空間が流れる。
でも全然苦じゃなくて、落ち着く感じ。
"はい。これ飲んで"
不意に目の前に出されたのはあったかいハーブティー。
あたしがカウンターを片付けてて気づかない間に作ってくれたみたい。
"パーティーの主役が片付けなんてしちゃダメだよ☆"
イタズラっぽく笑う彼。
すごく優しいんだ。見た目とのギャップに、女の子なら一瞬で恋に落ちそう。
モテるんだろうな。
"ありがとう"
あたしはハーブティーをすする。
少し肌寒かったあたしの体があったまってく。
美味しい。