異世界から本物の聖女が召喚されたので、聖女見習いの幼女は不要のようです。 追放先でもふもふとパパに溺愛されているので、今更聖女になんてなりません!
「カイブル? どうしたの?」
「ここは危険ですので……。公爵家に戻りましょう」
「ええー? わたしも神官達のこと、めっ。したーい!」
「あの女を異世界に送り返しただけでも、充分ご活躍されていますよ」
「えへへ。そう、かなぁ?」
「はい。私の傷を癒やしてくださり、本当にありがとうございました。こうしてお話できているのは、ロルティ様のおかげです」
「お礼なんて、必要ないよ! わたし、約束したでしょ? 次会った時は、ネックレスを返すって!」
ロルティは首からぶら下げていたネックレスの留め金を外そうとしたが、彼女の小さな手ではうまく外せなかったようだ。
やがてネックレスのチェーンを無理やり引っ張ろうとしたため、カイブルは慌てて彼女を制止した。
「ロルティ様。ネックレスの返却は、公爵邸で行いましょう」
「でも……」
「首が締まり、大変危険です。命にかかわることですので……」
「ご、ごめんなさい……」
先程までのご機嫌な様子が嘘のように大人しくなったロルティが、ネックレスのチェーンから手を離す。
その様子を目にした彼はほっと肩の力を抜くと、彼女を連れて公爵家へと戻った。
「ここは危険ですので……。公爵家に戻りましょう」
「ええー? わたしも神官達のこと、めっ。したーい!」
「あの女を異世界に送り返しただけでも、充分ご活躍されていますよ」
「えへへ。そう、かなぁ?」
「はい。私の傷を癒やしてくださり、本当にありがとうございました。こうしてお話できているのは、ロルティ様のおかげです」
「お礼なんて、必要ないよ! わたし、約束したでしょ? 次会った時は、ネックレスを返すって!」
ロルティは首からぶら下げていたネックレスの留め金を外そうとしたが、彼女の小さな手ではうまく外せなかったようだ。
やがてネックレスのチェーンを無理やり引っ張ろうとしたため、カイブルは慌てて彼女を制止した。
「ロルティ様。ネックレスの返却は、公爵邸で行いましょう」
「でも……」
「首が締まり、大変危険です。命にかかわることですので……」
「ご、ごめんなさい……」
先程までのご機嫌な様子が嘘のように大人しくなったロルティが、ネックレスのチェーンから手を離す。
その様子を目にした彼はほっと肩の力を抜くと、彼女を連れて公爵家へと戻った。