異世界から本物の聖女が召喚されたので、聖女見習いの幼女は不要のようです。 追放先でもふもふとパパに溺愛されているので、今更聖女になんてなりません!
「どれに、しようかな。神様の言う通り!」
彼女が口ずさむのを止めた瞬間、指先が向いている方向は――真正面だ。
「よし。こっち……」
「きゅうん……」
ロルティは指の先端が指し示す方へ歩みを進めようとしたが、右側から甲高い鳴き声が聞こえてきたことに気づいてたたらを踏んだ。
(今、こっちから……。変な声がしたような……?)
もう一度その声が聞こえてくるかもしれないと考えた彼女はその音がした方向を見つめ、耳を澄ませて待ち続ける。
「きゅぅ……」
すると――か細く震える動物の甲高い鳴き声が、再び聞こえてきた。
(ほら、やっぱり! 聞き間違いじゃなかった!)
それを耳にしたロルティは神様のお告げ通りの前方ではなく、右側へ向かって全速力で走り出す。
「どこにいるの? 返事して!」
遠くから聞こえるか細い声を二度聞いただけでは、詳細な場所を特定できない。
彼女が居場所を特定するために大声を出して動物に呼びかければ、その必死な声に応えるように小さな呻き声が聞こえてきた。
彼女が口ずさむのを止めた瞬間、指先が向いている方向は――真正面だ。
「よし。こっち……」
「きゅうん……」
ロルティは指の先端が指し示す方へ歩みを進めようとしたが、右側から甲高い鳴き声が聞こえてきたことに気づいてたたらを踏んだ。
(今、こっちから……。変な声がしたような……?)
もう一度その声が聞こえてくるかもしれないと考えた彼女はその音がした方向を見つめ、耳を澄ませて待ち続ける。
「きゅぅ……」
すると――か細く震える動物の甲高い鳴き声が、再び聞こえてきた。
(ほら、やっぱり! 聞き間違いじゃなかった!)
それを耳にしたロルティは神様のお告げ通りの前方ではなく、右側へ向かって全速力で走り出す。
「どこにいるの? 返事して!」
遠くから聞こえるか細い声を二度聞いただけでは、詳細な場所を特定できない。
彼女が居場所を特定するために大声を出して動物に呼びかければ、その必死な声に応えるように小さな呻き声が聞こえてきた。