異世界から本物の聖女が召喚されたので、聖女見習いの幼女は不要のようです。 追放先でもふもふとパパに溺愛されているので、今更聖女になんてなりません!
いつの間にかその穴は大きくなっており、今ならば大人も無理なく行き来ができそうだ。
「ここから侵入し、司祭を捕らえ、神官へ無条件降伏を持ちかける……」
「ロルティ様は聖女ですので……。聖なる力を使う姿を彼らに見せれば、反発するものはそれほど多くはないはずです」
「うむ。流れはわかった。さっさと終わらせよう」
ジェナロは先頭を切って、穴の中へと飛び込んでいった。
小さな穴の中で芋虫のように父親が匍匐前進をしていると考えるだけで、ロルティは楽しくて仕方がないのだろう。
「ロルティ様」
「うん! 行こう、わんちゃん!」
「わふ!」
彼女はニコニコと笑顔を浮かべ、犬とともに穴の中へと飛び込んで行った。
穴の中は以前に比べると動きやすくなっており、ロルティは秘密基地へ向かう時のようなわくわくした気持ちでいっぱいになる。
(これからわたし達は、おとうしゃまに会うんだよね……?)
だが彼女には、1つだけ気がかりなことがあった。
この先には、立派な聖女になるための訓練と称して虐げてきた司祭がいるのだ。
(パパとカイブルが一緒なら……。きっと大丈夫だよね……?)
1人で養父と立ち向かうなど考えるだけでも恐ろしいが、今は頼りがいのある大人達が一緒だ。
「ここから侵入し、司祭を捕らえ、神官へ無条件降伏を持ちかける……」
「ロルティ様は聖女ですので……。聖なる力を使う姿を彼らに見せれば、反発するものはそれほど多くはないはずです」
「うむ。流れはわかった。さっさと終わらせよう」
ジェナロは先頭を切って、穴の中へと飛び込んでいった。
小さな穴の中で芋虫のように父親が匍匐前進をしていると考えるだけで、ロルティは楽しくて仕方がないのだろう。
「ロルティ様」
「うん! 行こう、わんちゃん!」
「わふ!」
彼女はニコニコと笑顔を浮かべ、犬とともに穴の中へと飛び込んで行った。
穴の中は以前に比べると動きやすくなっており、ロルティは秘密基地へ向かう時のようなわくわくした気持ちでいっぱいになる。
(これからわたし達は、おとうしゃまに会うんだよね……?)
だが彼女には、1つだけ気がかりなことがあった。
この先には、立派な聖女になるための訓練と称して虐げてきた司祭がいるのだ。
(パパとカイブルが一緒なら……。きっと大丈夫だよね……?)
1人で養父と立ち向かうなど考えるだけでも恐ろしいが、今は頼りがいのある大人達が一緒だ。