異世界から本物の聖女が召喚されたので、聖女見習いの幼女は不要のようです。 追放先でもふもふとパパに溺愛されているので、今更聖女になんてなりません!
必要以上に恐怖を感じる必要などない。
(できるだけ、楽しいことを考えようっと!)
ロルティは気持ちを切り替えると、抜け穴から神殿内部の床に降り立つ。
あとからやってきたカイブルの姿を確認すると犬の背中へ飛び乗り、進むように命じた。
「わんちゃん! ゴーゴー!」
「わふ?」
ロルティはすっかり忘れていたが、この獣は神殿に初めて足を踏み入れている。
当然司祭と顔を合わせたこともなければ、どこへ進めばいいのかすらもよくわかっていないのだ。
不思議そうな鳴き声を耳にしてやっと獣が行き先を知らなかったことに気づいたロルティは、犬を労るように優しく背中を撫でつけた。
「ご、ごめんね。わんちゃん……」
「わふっ」
「案内は私に、お任せください」
「うん! よろしくね、カイブル!」
獣が「気にしてないよ」と鳴き声を上げれば、見かねた護衛騎士が率先して先頭を歩き司祭の元へ導いてくれる。
ロルティはありがたくその申し出を受け入れ、廊下を歩く。
「準備はよろしいですか」
「ああ」
ロルティが追放処分を言い渡された大広間は、迷いの森に繋がる抜け穴から50mほど先の場所にあった。
ジェナロに問いかけ同意を得た彼は、すぐさま勢いよくドアノブを捻り――室内へと侵入する。
(できるだけ、楽しいことを考えようっと!)
ロルティは気持ちを切り替えると、抜け穴から神殿内部の床に降り立つ。
あとからやってきたカイブルの姿を確認すると犬の背中へ飛び乗り、進むように命じた。
「わんちゃん! ゴーゴー!」
「わふ?」
ロルティはすっかり忘れていたが、この獣は神殿に初めて足を踏み入れている。
当然司祭と顔を合わせたこともなければ、どこへ進めばいいのかすらもよくわかっていないのだ。
不思議そうな鳴き声を耳にしてやっと獣が行き先を知らなかったことに気づいたロルティは、犬を労るように優しく背中を撫でつけた。
「ご、ごめんね。わんちゃん……」
「わふっ」
「案内は私に、お任せください」
「うん! よろしくね、カイブル!」
獣が「気にしてないよ」と鳴き声を上げれば、見かねた護衛騎士が率先して先頭を歩き司祭の元へ導いてくれる。
ロルティはありがたくその申し出を受け入れ、廊下を歩く。
「準備はよろしいですか」
「ああ」
ロルティが追放処分を言い渡された大広間は、迷いの森に繋がる抜け穴から50mほど先の場所にあった。
ジェナロに問いかけ同意を得た彼は、すぐさま勢いよくドアノブを捻り――室内へと侵入する。