異世界から本物の聖女が召喚されたので、聖女見習いの幼女は不要のようです。 追放先でもふもふとパパに溺愛されているので、今更聖女になんてなりません!
「おい、見ろよ」
「あれは……」
「聖騎士カイブルじゃないか?」
「隣にいるのはハリスドロア公爵……?」
「――静粛に」
戸惑う神官達を黙らせたカイブルは、無駄口を叩いていた群衆が静まり返ったのを確認してから言葉を紡ぐ。
「私の名はカイブル・アカイム。聖女ロルティ様の護衛騎士です」
聖騎士ではなく護衛騎士と名乗ったことに、その場に集まった神官達がざわついた。
彼が神殿を裏切ったと知らされている人々は、それほど多くなかったからだろう。
「聖女の聖なる力を私利私欲の為に使い、世界征服を目論んだ司祭ガンウ・ヘールを捕らえました。これよりこの神殿の最高権力者は、聖女ロルティ様となります」
ロルティは大好きなカイブルから紹介を受けて、そうっと神官達の姿を彼の背中から盗み見る。
驚愕、安堵、不安、怒り――。
さまざまな視線が渦を巻いていることに気づいた彼女は、すぐさま彼らから視線を逸らした。
「あれは……」
「聖騎士カイブルじゃないか?」
「隣にいるのはハリスドロア公爵……?」
「――静粛に」
戸惑う神官達を黙らせたカイブルは、無駄口を叩いていた群衆が静まり返ったのを確認してから言葉を紡ぐ。
「私の名はカイブル・アカイム。聖女ロルティ様の護衛騎士です」
聖騎士ではなく護衛騎士と名乗ったことに、その場に集まった神官達がざわついた。
彼が神殿を裏切ったと知らされている人々は、それほど多くなかったからだろう。
「聖女の聖なる力を私利私欲の為に使い、世界征服を目論んだ司祭ガンウ・ヘールを捕らえました。これよりこの神殿の最高権力者は、聖女ロルティ様となります」
ロルティは大好きなカイブルから紹介を受けて、そうっと神官達の姿を彼の背中から盗み見る。
驚愕、安堵、不安、怒り――。
さまざまな視線が渦を巻いていることに気づいた彼女は、すぐさま彼らから視線を逸らした。