異世界から本物の聖女が召喚されたので、聖女見習いの幼女は不要のようです。 追放先でもふもふとパパに溺愛されているので、今更聖女になんてなりません!
最愛の娘が神獣をかわいがる姿を見つめていれば、気まずそうに視線を逸しながらジュロドが声を掛けてくる。
「ごめん、父さん。ロルティが、会いたいって……」
「……いや」
ジェナロは執務室にジュロドがやってくることを、極端に嫌っていた。
それは元妻がかつて許可なく押しかけては喚き倒していた際の、トラウマからくるものなのだが――。
「たまには、悪くはないだろう」
ジュロドの頭を優しく撫でた彼は書類を再び机の上に置くと、ロルティをアンゴラウサギごと抱きかかえた。
「わー! パパ! 高ーい!」
「ああ。部屋まで送る」
「いいの!?」
「せっかく来てくれた愛娘を息子と2人きりで黙って帰すほど、俺も忙しくはない」
ロルティが来る前はそうやって何度も追い返していたのにと、批難の視線がジュロドから飛んできた。
「ありがとう! パパ! 大好き!」
それを無視した彼は、かわいい愛娘のぬくもりを堪能しながら、2人と1匹を自室へ送り届けた。
「ごめん、父さん。ロルティが、会いたいって……」
「……いや」
ジェナロは執務室にジュロドがやってくることを、極端に嫌っていた。
それは元妻がかつて許可なく押しかけては喚き倒していた際の、トラウマからくるものなのだが――。
「たまには、悪くはないだろう」
ジュロドの頭を優しく撫でた彼は書類を再び机の上に置くと、ロルティをアンゴラウサギごと抱きかかえた。
「わー! パパ! 高ーい!」
「ああ。部屋まで送る」
「いいの!?」
「せっかく来てくれた愛娘を息子と2人きりで黙って帰すほど、俺も忙しくはない」
ロルティが来る前はそうやって何度も追い返していたのにと、批難の視線がジュロドから飛んできた。
「ありがとう! パパ! 大好き!」
それを無視した彼は、かわいい愛娘のぬくもりを堪能しながら、2人と1匹を自室へ送り届けた。