異世界から本物の聖女が召喚されたので、聖女見習いの幼女は不要のようです。 追放先でもふもふとパパに溺愛されているので、今更聖女になんてなりません!
運動不足の幼子に、この体験はあまりにもハードだったようだ。
「むむぅ……。これ、すごく大変……!」
「ロルティ、無理しないで。疲れたなら、あとのことはメイドに任せよう」
「うさぎしゃんと、お揃いのリボン……!」
「焦らなくても、逃げないよ」
「たくさん、待ったのに……」
やっとアンゴラウサギとお揃いのリボンを作れると楽しみに待っていたロルティにとって、今日が糸を紡ぐだけで終わるのは我慢ならないのだろう。
彼女はドレスの裾をギュッと掴んで、必死に涙を堪えた。
「無理をしてロルティに何かあったら、みんなが心配するよ」
「おにいしゃま……」
「父さんも、すごく怒るかもね」
「パパが?」
「そうだよ。糸はちゃんと紡げたし、僕達は部屋に戻ろう」
「むぅ……」
ロルティは不満な気持ちでいっぱいだったが、有無を言わさぬ兄に抱き上げられてしまえば抵抗のしようもない。
彼女は強制的に、自室へ連行されてしまった。
「むむぅ……。これ、すごく大変……!」
「ロルティ、無理しないで。疲れたなら、あとのことはメイドに任せよう」
「うさぎしゃんと、お揃いのリボン……!」
「焦らなくても、逃げないよ」
「たくさん、待ったのに……」
やっとアンゴラウサギとお揃いのリボンを作れると楽しみに待っていたロルティにとって、今日が糸を紡ぐだけで終わるのは我慢ならないのだろう。
彼女はドレスの裾をギュッと掴んで、必死に涙を堪えた。
「無理をしてロルティに何かあったら、みんなが心配するよ」
「おにいしゃま……」
「父さんも、すごく怒るかもね」
「パパが?」
「そうだよ。糸はちゃんと紡げたし、僕達は部屋に戻ろう」
「むぅ……」
ロルティは不満な気持ちでいっぱいだったが、有無を言わさぬ兄に抱き上げられてしまえば抵抗のしようもない。
彼女は強制的に、自室へ連行されてしまった。