【電子書籍化】出世のために結婚した夫から「好きな人ができたから別れてほしい」と言われたのですが~その好きな人って変装したわたしでは?
「へぇ。すごいね、彼女。ここに書かれている内容、古代文字の参考書として成り立つよ。あ、次は、参考書を作ってくれってメリネにお願いすればいいのかな?」
先ほどからユースタスのへぇへぇが止まらない。
ライオネルはまともに目をとおしていないため、彼がそこまで感心する理由もわからなかった。昨日は、それを押しつけてくる彼女が鬱陶しく、必要事項が記載されているのをざっと確認しただけで押印したのだ。
「でもさ、これを見るだけでもやっぱりメリネは驚異だな。これだけの実力者が、メリネにどれだけ隠れているかがわからない。この能力を持って他国に行かれたら、古代魔法を根こそぎやられるだろ?」
古代魔法の必要性は、魔法が好きではないライオネルだって理解しているつもりだ。
「とりあえず、今の仕事があるうちは、彼女をこちらに引き留めることができるから安心だな。あとは、古代文字に精通している者がどれくらいいるのか、仕事を依頼する振りをして探るかな」
ユースタスの言葉にライオネルは目を細くしたものの、何も言わない。
「一度にどれだけの量を引き受けられるかで、そこの実力は見えてくるよね。おそらく、軍に派遣されたのが彼女ということは、彼女がメリネのトップだろう。となれば、次の実力者の腕前を見たい。いくつかはゾフレの魔導書を依頼したんだよな?」
先ほどからユースタスのへぇへぇが止まらない。
ライオネルはまともに目をとおしていないため、彼がそこまで感心する理由もわからなかった。昨日は、それを押しつけてくる彼女が鬱陶しく、必要事項が記載されているのをざっと確認しただけで押印したのだ。
「でもさ、これを見るだけでもやっぱりメリネは驚異だな。これだけの実力者が、メリネにどれだけ隠れているかがわからない。この能力を持って他国に行かれたら、古代魔法を根こそぎやられるだろ?」
古代魔法の必要性は、魔法が好きではないライオネルだって理解しているつもりだ。
「とりあえず、今の仕事があるうちは、彼女をこちらに引き留めることができるから安心だな。あとは、古代文字に精通している者がどれくらいいるのか、仕事を依頼する振りをして探るかな」
ユースタスの言葉にライオネルは目を細くしたものの、何も言わない。
「一度にどれだけの量を引き受けられるかで、そこの実力は見えてくるよね。おそらく、軍に派遣されたのが彼女ということは、彼女がメリネのトップだろう。となれば、次の実力者の腕前を見たい。いくつかはゾフレの魔導書を依頼したんだよな?」