【電子書籍化】出世のために結婚した夫から「好きな人ができたから別れてほしい」と言われたのですが~その好きな人って変装したわたしでは?
会議というのは、むさ苦しい男どもの顔の突き合わせだ。それが終われば、やっと身も心も解放される。
階級の上の者から部屋を出ていき、下の者は残って片付けをする。ライオネルは幹部になったばかりであるため、そういった仕事はもちろんライオネルにまわってくる。
「つまらないね、君が反論しないなんて」
さっさと会議室を出ていったと思ったのに、またどこからかユースタスが現れた。
「暇なのか、おまえは」
「暇なわけないでしょ? だけどね、大事な友人の様子を見ておきたいなと思ってね」
「大事? 心にもないことを言うな。気色悪い」
「あ? バレちゃった? そうそう、忘れ物をしたのだよ。それを取りに来たんだった」
「そうか。だったらその忘れ物を手にしたらさっさと戻れ」
「相変わらず、冷たいね」
ユースタスは、ライオネルがたった今集めた書類を、ひょいっと手を伸ばして奪い取った。
「カタリーナ・ホランだっけ? 彼女が解読した魔導書の中身。これをきちんと読んでおこうとおもってね。ところで、君はこれを全部、読んだのかい?」
階級の上の者から部屋を出ていき、下の者は残って片付けをする。ライオネルは幹部になったばかりであるため、そういった仕事はもちろんライオネルにまわってくる。
「つまらないね、君が反論しないなんて」
さっさと会議室を出ていったと思ったのに、またどこからかユースタスが現れた。
「暇なのか、おまえは」
「暇なわけないでしょ? だけどね、大事な友人の様子を見ておきたいなと思ってね」
「大事? 心にもないことを言うな。気色悪い」
「あ? バレちゃった? そうそう、忘れ物をしたのだよ。それを取りに来たんだった」
「そうか。だったらその忘れ物を手にしたらさっさと戻れ」
「相変わらず、冷たいね」
ユースタスは、ライオネルがたった今集めた書類を、ひょいっと手を伸ばして奪い取った。
「カタリーナ・ホランだっけ? 彼女が解読した魔導書の中身。これをきちんと読んでおこうとおもってね。ところで、君はこれを全部、読んだのかい?」