【電子書籍化】出世のために結婚した夫から「好きな人ができたから別れてほしい」と言われたのですが~その好きな人って変装したわたしでは?
彼女が現地に立ち会えば、あの部屋の存在を知られてしまう。そう思って焦ったロンバールは、ライオネルらの読みどおりにあの日、行動に移した。
「彼女には悪いことをしたな」
それがライオネルの心残りだ。
カタリーナはまた軍の研究室のほうに戻って、他の魔導書の解読を請け負っているようだ。
「まぁね。それよりもさ、ライオネル。どうするつもりなんだい?」
「何がだ?」
「彼女のことだよ」
「彼女? 誰だ?」
「やだよ、この人。彼女と言ったら、リーナしかいないでしょ。自分でも今、悪いことをしたなって言ったじゃないか」
なぜここで彼女の名を出すのか。
「ライオネル、君さ。リーナに惹かれてるでしょ? そうやって、本当のことを言われると睨むの、昔から変わらないね。ってことは、惚れてるんだね。彼女に」
「彼女には悪いことをしたな」
それがライオネルの心残りだ。
カタリーナはまた軍の研究室のほうに戻って、他の魔導書の解読を請け負っているようだ。
「まぁね。それよりもさ、ライオネル。どうするつもりなんだい?」
「何がだ?」
「彼女のことだよ」
「彼女? 誰だ?」
「やだよ、この人。彼女と言ったら、リーナしかいないでしょ。自分でも今、悪いことをしたなって言ったじゃないか」
なぜここで彼女の名を出すのか。
「ライオネル、君さ。リーナに惹かれてるでしょ? そうやって、本当のことを言われると睨むの、昔から変わらないね。ってことは、惚れてるんだね。彼女に」