【おまけ追加】塩対応の汐宮先生は新人医局秘書にだけ甘くとける
「こいつ、俺の母親に当直の予定を勝手に言ったんだ」
「えっ! そっち!?
あ、あの、言っちゃ駄目だったんですか!?」
「駄目に決まってるだろ」
「すみません……」
親に対しても個人情報とかあったりするの?
プライバシーの問題?
「汐宮先生……。叶恋ちゃんは新人なんです。
お母様からの電話に正直に答えてはいけないとか、そんなことわかるわけないでしょう!
だいたいいつも既読無視するから心配して医局に電話をかけてこられるんですよ。
そろそろまともな……」
「それはまた今度聞く。
それより俺はこいつに用があるんだ」
「だから、新人を責めても……」
「……川崎、いいのか? これ、冬堂製薬の新作」
そう言って、汐宮先生は冬堂製薬のマスコットキャラクター【冬堂くん】のフィギュアがノック部分に付いたボールペンを、菜々ちゃんの目の前に差し出した。
【冬堂くん】は冬堂製薬の看板商品であるスポーツドリンク『ウインタースコール』のペットボトルを擬人化したキャラクターだ。テレビCMでもよく見かけるから私でも知っている。
このボールペンは販促品かな。
「キャッ! 【冬堂くん】のボールペン!」
「やるよ」
「わーい! 汐宮先生、叶恋ちゃんの貸出しを許可します! どうぞごゆっくり~」
ちょっと待って!
今私、ボールペンで売られたの!?
【冬堂くん】をゲットした菜々ちゃんは、ひらひらと手を振りながら、私を貸出してしまった。
ありえない……。
再就職初日に、過去に一夜を共にしてしまった相手に会ってしまうなんて――!
◇ ◇ ◇
「えっ! そっち!?
あ、あの、言っちゃ駄目だったんですか!?」
「駄目に決まってるだろ」
「すみません……」
親に対しても個人情報とかあったりするの?
プライバシーの問題?
「汐宮先生……。叶恋ちゃんは新人なんです。
お母様からの電話に正直に答えてはいけないとか、そんなことわかるわけないでしょう!
だいたいいつも既読無視するから心配して医局に電話をかけてこられるんですよ。
そろそろまともな……」
「それはまた今度聞く。
それより俺はこいつに用があるんだ」
「だから、新人を責めても……」
「……川崎、いいのか? これ、冬堂製薬の新作」
そう言って、汐宮先生は冬堂製薬のマスコットキャラクター【冬堂くん】のフィギュアがノック部分に付いたボールペンを、菜々ちゃんの目の前に差し出した。
【冬堂くん】は冬堂製薬の看板商品であるスポーツドリンク『ウインタースコール』のペットボトルを擬人化したキャラクターだ。テレビCMでもよく見かけるから私でも知っている。
このボールペンは販促品かな。
「キャッ! 【冬堂くん】のボールペン!」
「やるよ」
「わーい! 汐宮先生、叶恋ちゃんの貸出しを許可します! どうぞごゆっくり~」
ちょっと待って!
今私、ボールペンで売られたの!?
【冬堂くん】をゲットした菜々ちゃんは、ひらひらと手を振りながら、私を貸出してしまった。
ありえない……。
再就職初日に、過去に一夜を共にしてしまった相手に会ってしまうなんて――!
◇ ◇ ◇