【おまけ追加】塩対応の汐宮先生は新人医局秘書にだけ甘くとける
医師になってからは仕事が面白かった。
早く執刀医になりたかったし、研究に明け暮れていた。
毎日が仕事だけで充実していて、そんな生活が性に合っていたから、別に女を欲しいと思わなかった。
家は長男である兄が継ぐし、兄には嫁も息子もいる。
俺はなんの気兼ねもなく、好きなことができる身だ。
それなら思いっきり仕事がしたかった。
それが本音だ。
「もちろん、今は違う。
仕事は大事だが、こんな可愛い嫁さんが来たんだ。
家庭を第一にしていこうと決めている。
まあ……だから事実だ。
京香に未練があったわけでもなく、プライドの問題だ。
それと単純に、興味を引くような女はいなかったんだ、叶恋に出会うまで」
「永真さん……」
「その……手先は器用な方だから頑張ってはいるのだが、経験が少なくて申し訳ない」
「いえっ! 嬉しいです!
だって、さっきまで元カノと使ったのかと思って……ちょっと、焼きもちをやいてたんです……」
「叶恋……」
「でも私だけだったなら……すっごく嬉しい」
叶恋がギュッと抱きついてきた。
これは……独占欲を見せているのか?
なら言ってよかった。
叶恋が俺を欲してくれるのが嬉しい。
もう食事はいい。このままベッドへ……そう思っていると、叶恋が俺に抱きつきながら顔をひょこっと上げた。
「……じゃあ、私の秘密も打ち明けていいですか?」
「へ?」
「秘密、というほどのことではないんです。
でもずっと思っていたことがあって」
な、なんだ?
俺は何を聞かされるんだ?
「この際だから、言ってみようかと」
叶恋の突然の打ち明けに何事かと戸惑う。
いつになく真剣な顔をしているから。
「い、言ってみろ」
フーっと息を吐き出し、意を決したかのように俺を見る叶恋。
俺まで緊張する。
早く執刀医になりたかったし、研究に明け暮れていた。
毎日が仕事だけで充実していて、そんな生活が性に合っていたから、別に女を欲しいと思わなかった。
家は長男である兄が継ぐし、兄には嫁も息子もいる。
俺はなんの気兼ねもなく、好きなことができる身だ。
それなら思いっきり仕事がしたかった。
それが本音だ。
「もちろん、今は違う。
仕事は大事だが、こんな可愛い嫁さんが来たんだ。
家庭を第一にしていこうと決めている。
まあ……だから事実だ。
京香に未練があったわけでもなく、プライドの問題だ。
それと単純に、興味を引くような女はいなかったんだ、叶恋に出会うまで」
「永真さん……」
「その……手先は器用な方だから頑張ってはいるのだが、経験が少なくて申し訳ない」
「いえっ! 嬉しいです!
だって、さっきまで元カノと使ったのかと思って……ちょっと、焼きもちをやいてたんです……」
「叶恋……」
「でも私だけだったなら……すっごく嬉しい」
叶恋がギュッと抱きついてきた。
これは……独占欲を見せているのか?
なら言ってよかった。
叶恋が俺を欲してくれるのが嬉しい。
もう食事はいい。このままベッドへ……そう思っていると、叶恋が俺に抱きつきながら顔をひょこっと上げた。
「……じゃあ、私の秘密も打ち明けていいですか?」
「へ?」
「秘密、というほどのことではないんです。
でもずっと思っていたことがあって」
な、なんだ?
俺は何を聞かされるんだ?
「この際だから、言ってみようかと」
叶恋の突然の打ち明けに何事かと戸惑う。
いつになく真剣な顔をしているから。
「い、言ってみろ」
フーっと息を吐き出し、意を決したかのように俺を見る叶恋。
俺まで緊張する。